むくみの原因と改善法|食事とストレッチでできるセルフケア

夕方になると足がパンパン、朝は顔が重たい…。
むくみは病気とは限りませんが、放っておくと冷え・だるさ・体型崩れの原因に。この記事では、むくみの正体をわかりやすく整理し、今日からできる食事とストレッチのセルフケアをまとめました。ご自宅でのケアに加え、必要に応じて当院の骨盤調整・リンパケアもご紹介します。

むくみの主な原因

原因内容
血液・リンパの滞り長時間の座り姿勢・立ち仕事、運動不足で下半身に水分がたまりやすい。
塩分のとりすぎ体は濃度を薄めるために水分をため込む。外食・加工食品に注意。
冷え血管が収縮し循環が低下。夏の冷房・冬場の足元冷えも影響。
ホルモンバランス生理前・更年期などは水分代謝が変動しやすい。
筋力低下ふくらはぎの“筋ポンプ”が弱いと戻りが悪化。
姿勢・骨盤のゆがみ股関節や骨盤周りの可動性低下で下半身の巡りが乱れやすい。

注意:片脚だけ突然むくむ、痛み・息切れ・皮膚の色変化を伴う等は、深部静脈血栓症などの恐れも。迷わず医療機関へ(本記事は一般的な情報です)。

食事でできる改善法

控えたいもの

  • 塩分の多い加工食品・外食(ラーメン、惣菜、スナック菓子など)
  • アルコール(とくにビール・ワインは一時的な血管拡張 → 後の脱水でむくみ悪化に)
  • 砂糖たっぷりのお菓子・清涼飲料

積極的に摂りたい栄養素

栄養素食材例期待できること
カリウムバナナ、アボカド、きゅうり、ひじき、ほうれん草余分なナトリウム(塩分)を排出し水分バランスを整える
ビタミンB群玄米、豚肉、にんにく代謝サポート、だるさ軽減に
たんぱく質魚、卵、大豆製品血管・筋肉の材料。めぐりの土台作り
水分白湯・常温の水老廃物の排出を助ける。「水で余計にむくむ」は誤解

コツ:味噌汁は具だくさん&減塩で“出汁のうま味”を活用。外食時はスープを飲み干さない、ドレッシングは別添に。
当院おすすめの沖縄の海水塩「ぬちまーす」など、ミネラルバランスの良い塩を少量使い、総量は控えめに。

ストレッチ&セルフケア

🌙 夜におすすめ:むくみリセット(5〜8分)

  1. 足首まわし(左右各10回)…力まず大きな円を描く。
  2. ふくらはぎさすり(各1分)…足首→膝へ“下から上”に流す。
  3. 骨盤まわし・ゆらし(各30秒)…腰に手を当て、ゆっくり円運動。
  4. 壁で脚上げ(3〜5分)…仰向けでお尻を壁に寄せ、脚を立てる。

🌞 朝におすすめ:めぐりアップ(3分)

  1. 深呼吸×5…胸とお腹を大きく動かす意識。
  2. 軽いスクワット×10…かかと体重で膝はつま先より前に出しすぎない。
  3. 肩甲骨ストレッチ…タスキ掛けゴムチューブで肩を開く(30秒)。

日常で気をつけるポイント

  • 同一姿勢を1時間以上続けない:タイマーで立ち上がり・つま先立ち10回。
  • 足元を冷やさない:夏の冷房対策、素足で冷たい床に立たない。
  • 就寝時は足元を少し高く:タオルやクッションをふくらはぎ下に。
  • 締め付けの強すぎる服・靴下は避ける:流れを妨げる原因に。
  • こまめな水分補給:カフェイン飲料だけに偏らない。

当院のサポート

むくみは「体からのサイン」。食事とストレッチで土台を整えつつ、骨盤・股関節・足関節の機能改善で巡りの通り道を確保すると、再発予防にもつながります。
当院では、骨盤調整リンパの流れを促す手技を組み合わせ、生活習慣まで含めた総合ケアをご提案します。

※本記事は一般的な情報です。既往症・妊娠中・痛みや腫れが強い場合は、必ず専門家にご相談ください。