あなたの「辛い肩こりや腰痛など」の原因の1つは座り方
特に何かをしていないのに
普段から肩や腰が辛くなっていませんか?
気温の変化の影響もありますが
それだけが原因ではありません。
肩こりや腰痛や頭痛など慢性的な症状がある方は
生活習慣の影響が出ている証拠です。
その1つが「座り方」です。
この座り方を意識することで
慢性的な辛さを和らげることができます。
現代は座っている時間がとにかく増えています。
デスクワークだけでなく
ゲームや読書やスマホなど
どれだけの時間を座って
生活を送っていますか?
小・中・高校生は
だいたい体育以外の授業は座っていますし
多くの大学生はオンライン授業で
ほとんど家から出ることなく
座っていますよね。
本来なら人間は動くことが普通です。
動かない時間が増えれば増えるほど
「運動不足」になり血液循環が
悪くなります。
極端に言ってしまえば
寝たきりの状態になると
全身の関節を動かすこと自体が
困難になってしまいます。
話がズレてしまいましたが
人はリラックスした状態で
長時間座っていられません。
座っている姿勢は身体への負担が大きい
実は座ること自体が
身体への負担になっています。
座っているときは足に体重が乗っていないので
楽にま感じます。
しかし立っているときよりも
座っているときの方が腰にかかる負担が
大きくなります。
スウェーデン生まれの
ナッケムソン整形外科医師が書いた
「姿勢の変化による椎間板内圧の変化」
という論文があります。
立っている状態で椎間板にかかる負荷を
100%とします。
正しい姿勢で座っている場合
椎間板にかかる負荷は140%になります。
前かがみの姿勢で座ると
椎間板にかかる負荷は185%に増えます。
これだけ座る姿勢は身体へ負荷をかけている
ということが分かります。
しかし普段からしている座る姿勢が
身体の負担になると分かっていても
座る時間を減らすことは難しいですよね。
仕事内容によっては
勤務中の8時間を
ほとんど座って過ごします。
立っている時間や寝ている時間より
座っている時間の方が長い
ということもあるかもしれません。
生活のほとんどが座る姿勢なら
身体の改善をするために大切なことは
「座る姿勢を正すこと」が
身体へのダメージを減らす近道ですね。
では身体に良い座り方とは
どのような座り方でしょうか?
改善する方法は大きく分けて
3つあります。
①両足を足を地面につける
②胸を張る
③骨盤を立てる
①と②はそのままですが
③の「骨盤を立てる」を
説明していきます。
まず「坐骨」という骨を探します。
椅子に座っていただき
前後左右に腰を揺すってください。
椅子に一番あたっている感覚の部分が
坐骨です。(左右にあります)
その両方の坐骨に
均等に体重がかかるようにして
座ってください。
顔を真っ直ぐ前に見た状態で
上半身を楽にしてください。
この状態が「骨盤を立てる」姿勢です。
猫背や反り腰でもない位置で
上半身を安定させると
良い状態の座る姿勢になります。
最初のうちは体が歪んでいるので
落ち着かないと思いますが
定着してくれば体は安定します。
安定してくれば慢性的な痛みや怠さなどの症状は
軽くなってきます。
ぜひ座り方を意識していただき
体への負担を軽減していきましょう。