我が家では以前、家族全員で砂糖をできるだけとらない生活をしていたことがあります。
期間は、確か1年半から2年ほど。
どうしてそんなことを始めたのかというと、きっかけは長女が中学生のときのプレゼンテーションコンテストでした。
長女が砂糖について調べ、発表したんです。
そのあと家族で話をしていて、
「じゃあ、実験してみる?」
ということになりました。
家族はみんなノリがいいので、
「いいよ、やろうやろう!」
と。笑
そんな軽い気持ちで始まった砂糖なしチャレンジでした。
まさか、こんなに長く続くとは思っていませんでした。
どうせやるなら、できるだけ厳格に
始めると決めたら、どうせならできるだけ徹底してみようということになりました。
お菓子やケーキ、ジュースを控えるのはもちろん、料理にも砂糖を使わない。
買い物では食品のパッケージを裏返し、原材料を確認しました。
砂糖や甘味料が書いてあるものは、できるだけ買わないようにしたんです。
これが、なかなか大変でした。
例えば、おせんべい。
甘いお菓子ではないから大丈夫だろうと思っても、原材料を見ると砂糖が入っているものがあるんですよね。
「あら、これにも入ってる!」
そんなことが何度もありました。
普段、何も考えずに買っていた食品に、思っていた以上に砂糖が使われていることを知りました。
料理に砂糖を使わなくても、何とかなる
困ったのは、毎日の料理です。
それまで普通に砂糖を使っていた煮物なども、砂糖なしで作ることにしました。
でも、やってみると案外何とかなるものです。
玉ねぎや人参、長ネギなど、野菜にはそれぞれ甘みがあります。
そうした甘みを利用すれば、砂糖を入れなくてもおいしく作れることがわかりました。
それまでは、料理に砂糖を入れるのが当たり前だったんですね。
一度使わずに作ってみると、必ずしも必要ではないことに気づきました。
そして、この習慣はチャレンジを終えた今でも残っています。
我が家では、今も煮物にはほとんど砂糖を使いません。
卵焼きで判明した、娘の意外な好み
砂糖を使わない料理で、困ったものの一つが卵焼きです。
実は私は甘い卵焼きが好きなんです。
でも、砂糖なしチャレンジ中は砂糖を入れられません。
そこで、塩だけの卵焼きを作ることにしました。
すると、下の娘が、
「こっちのほうがいい!」
と言うんです。
さらに、
「甘い卵焼き、実は好きじゃなかった」
と。
えええええ!?
今までずっと甘い卵焼きを作っていたのに!笑
そんなこと、初めて知りました。
それ以来、我が家の卵焼きは塩味です。
砂糖なしチャレンジはとっくに終わっているのに、卵焼きだけは今でも塩味。
私はいまだに甘い卵焼きが好きなんですけどね。笑
甘いものが身近にあった頃
子どもたちが通っていた保育園の向かいには、スーパーがあります。
しかも、帰るには必ずそのスーパーの前を通らなければならないんです。
これは罠ですよね。笑
お迎えの帰りには、ついついスーパーに寄ってしまいます。
子どもにはチョコレートやアイスクリーム。私も菓子パンなどをちょこちょこ買っていました。
親子そろって、甘いものを買うのが習慣になっていたんですね。
下の娘が小学校に上がると、そのスーパーの前を毎日通ることはなくなりました。
でも、学校から帰ってきたら、
「アイスが食べたい!」
なんて言われたりしていました。
そんなふうに、甘いものは我が家の日常に普通にあったんです。
その後、長女のプレゼンをきっかけに、家族で砂糖なしチャレンジを始めました。
下の娘は、その頃には小学校中学年くらいだったと思います。
ラーメンのスープが甘かった!
チャレンジ中も、外食をまったくしなかったわけではありません。
ただ、外食では何が入っているのかわからないので、砂糖が入っていなさそうなものを選ぶようにしていました。
デザートやジュースは原則禁止です。
そんなある日、ラーメンを食べました。
ラーメンならいいだろうと思ったんです。
ところが、スープを飲んでびっくり。
「えっ、ラーメンのスープって、こんなに甘かったっけ?」
それまで、ラーメンのスープを甘いと意識したことなんてありませんでした。
もちろん、そのスープにどんな調味料が使われていたのかはわかりません。
でも、そのときの私には、とても甘く感じられたんです。
今は普通にラーメンを食べていますが、スープを飲んでも特に甘いとは思いません。
あの頃は、甘さの感じ方が今とは違っていたのかもしれませんね。
下の娘は、甘いものを自分で選ぶようになった
チャレンジを続けるうちに、下の娘は以前ほど甘いものを欲しがらなくなりました。
今では普通にアイスクリームなども食べますが、ときどき、
「うわ、甘っ! 甘いもんいらんわー」
なんて言うことがあります。笑
本人も、甘いものを自分でコントロールできるようになったと話しています。
もちろん、成長によって好みが変わったこともあるでしょうし、砂糖なしチャレンジだけが理由だったとは言えません。
でも、本人がそう感じているのは、私にとって嬉しいことです。
私のかかとに起きた、不思議なこと
もう一つ、私自身に起きた変化があります。
それは、かかとです。
以前は冬になると、かかとの角質がひどくガサガサになっていました。
皮が自然に剥けたり、ささくれ立ったところが気になったり。
ところが、砂糖なしチャレンジを始めてだいぶ経った頃、いつの間にかかかとがツルツルになっていたんです。
そして、不思議なことに、今でもその状態が続いています。
冬でもガサガサにならず、クリームを塗ったり、特別なお手入れをしたりする必要もありません。
砂糖を控えたことと関係があるのかどうかは、わかりません。
食生活のほかの変化が関係していたのかもしれませんし、まったく別の理由かもしれません。
何しろ、今は普通に甘いものを食べています。
外食もしますし、デザートをたくさん食べることもあります。
もしかしたら、以前より甘いものを食べているかもしれません。笑
それなのに、かかとは今もツルツル。
なぜなのか、いまだに謎です。
ところで、どうやって終わったんだっけ?
こうして振り返ると、1年半から2年も続けた砂糖なしチャレンジ。
いったいどうやって終わったのか。
実は、よく覚えていません。笑
誰かが「もうやめたい!」と言い出したわけではなかったと思います。
一通りやってみて、
「まあ、もう十分やったよね」
という感じだったのでしょうか。
私が飽きたのかもしれません。笑
ある日突然「今日から砂糖解禁!」となったわけでもなく、なんとなく緩くなって、なんとなく終わっていったような気がします。
ただ、久しぶりに甘いものを食べたときのことは覚えています。
何を食べたのかは忘れてしまいましたが、
「うわああああ、あまああああい!!」
と、びっくりしたんです。
あの甘さの衝撃は、今でも覚えています。笑
食べてもいいし、食べなくてもいい
今では、我が家も普通に甘いものを食べています。
お餅を砂糖醤油で食べたり、きな粉に砂糖を入れたり。
外食ではデザートも楽しみます。
一方で、煮物には砂糖を使わなくなりましたし、卵焼きは相変わらず塩味です。
チャレンジを始める前と、まったく同じ食生活に戻ったわけではありません。
振り返ってみると、家族にとって、とてもいい経験になったんじゃないかなと、私は勝手に思っています。
それまでは、甘いものがあれば食べる。料理には砂糖を入れる。それが普通でした。
でも、実際に砂糖を使わない生活をしてみたことで、なくても案外何とかなるとわかりました。
そして今は、食べたければ食べればいいし、食べなくてもいい。
どちらも経験したからこそ、自分で選べるようになった。
それが、我が家にとって一番よかったことかもしれません。
もちろん、砂糖を控えたことによる健康効果を証明できたわけではありませんし、みなさんにも同じことをおすすめしたいわけではありません。
ただ、当たり前だと思っていたことを一度やめてみると、思いがけない発見があるものだと思いました。
今になって思えば、せっかく約2年間も続けたのだから、もっときちんと記録をつけておけばよかったと思います。
何を食べたのか、何が変わったのか、どんなことを感じたのか。
そういう記録があれば、今読み返しても面白かったと思うとちょっと残念です。
でも、始めたのもノリなら、終わったのもなんとなく。
そんな我が家の砂糖なしチャレンジでした。笑
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
