更年期は“体からのサイン”|自覚がなくても知っておきたい心と体の変化
最近、なんとなく疲れやすい日が増えました。夜中に目が覚めたり、ちょっとしたことでイライラしたり…。でも「忙しいから仕方ない」と自分に言い聞かせて過ごしていました。
そんなある日、ふと「これが更年期なのかもしれない」と思ったんです。あまり自覚はないけれど、確実に体は変わりはじめている。今回は、私自身の体験を交えながら「更年期」をやさしく整理してみます。
更年期とは?
女性の体は、40代半ばを過ぎるころから少しずつホルモンバランスが変化していきます。卵巣の働きがゆるやかに衰え、エストロゲン(女性ホルモン)の分泌が減少。その影響で、体温調節や自律神経の働きが乱れやすくなります。
更年期とは、閉経の前後10年間ほどを指す言葉。一般的には45〜55歳ごろに訪れると言われています。つまり、誰にでも訪れる「体の自然な節目」なのです。
よくある症状と、私の小さな気づき
- 顔が急に熱くなる(ほてり・のぼせ)
- 動悸や息切れ、頭痛、めまい
- 気分の浮き沈み、やる気が出ない
- 寝つきが悪い、途中で目が覚める
- 肩こりや腰痛がひどくなる
私の場合は、「眠りが浅くなったこと」と、「いつもより感情の波が大きい」ことでした。体が出す小さなサインに、ようやく気づけた気がします。
私が心がけているセルフケア
1. 深呼吸と軽いストレッチ
朝起きてすぐに、深く呼吸をする。骨盤を意識しながら体をゆっくり動かす。これだけで、自律神経のバランスが少し整う気がします。呼吸習慣のコツは、「深呼吸のすすめ」記事にもまとめています。
2. 食事で“温める”
冷たいものを控え、あたたかい味噌汁や野菜スープを中心に。ミネラルの豊富な自然塩を取り入れると、体がほっと落ち着く感じがします。私が愛用している塩については、「ぬちまーす活用」記事に詳しく書いてあります。
3. 「頑張りすぎない」を選ぶ
以前は“ちゃんとしなきゃ”が口ぐせでした。でも今は「今日はここまででいい」と言えるようになりました。このゆるさが、心の健康にはとても大切です。
更年期は「終わり」ではなく「変化の始まり」
更年期という言葉には、どこかマイナスのイメージがあります。けれど、実際には“次のステージに進む準備期間”です。
体が「もう少しゆっくりしてね」と教えてくれている。そう思うと、変化が怖くなくなります。焦らず、比べず、自分のペースで整えていきたい。
更年期は、体が出す「おつかれさま」というサイン。
自分の体を信じて、やさしく付き合っていけば大丈夫。
まだまだ知らないことも多いけれど、この変化をきっかけに「自分を大切にする生き方」を少しずつ身につけていけたらと思っています。
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