八十二銀行と長野銀行の合併に思う ― 変化の時代に“整える力”を
「八十二銀行と長野銀行が合併する」――そんなニュースが流れたとき、長野に暮らす一人として、少し胸がざわっとしました。
子どものころから見慣れた銀行の看板が変わるというのは、小さなことのようでいて、私たちの暮らす地域そのものが動いているような感覚を覚えます。少し寂しくもあり、でもそれ以上に「時代は確かに変わっているんだな」と感じました。
「助け合い」や「効率化」ではなく、お互いの強みを合わせてより強い基盤をつくる。 それが今回の合併の本当の意味だそうです。
今回の合併のお知らせは、八十二銀行の公式案内に掲載されています。
八十二銀行は規模と安定感、長野銀行は地域に根ざした温かい関係性。 それぞれが持つものを掛け合わせて、これからの時代に合った形を目指しているのだとか。
私はこの話を聞いて、「体」も同じだなと思いました。
体もまた、変化しながら“整えて”いく
人の体も年齢や季節、心の状態によって常に変化しています。若いころは何でもなかったことが、ある年齢を境に疲れやすくなったり、姿勢が少しずつ変わっていったり。それは衰えというより、“変化”のサインです。
その変化にどう向き合うか。無理に逆らうよりも、「今の自分に合った整え方」を見つけることが、これからを健やかに生きる鍵になります。
治療の現場でも、痛みや不調の背景には、骨盤や背骨、筋肉のバランスの乱れがあり、そこにストレスや生活リズムの崩れが重なって、体が「もう少し見直して」と教えてくれているようです。
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今すぐできるセルフストレッチ4選
銀行が経営の基盤を整えるように、人の体も、まず“土台”を整えることからすべてが始まります。体の土台が安定すると、呼吸が深くなり、血流が良くなり、気持ちも穏やかになります。呼吸の見直しだけでも体は変わります → 深呼吸で整う心と体
変化の時代にこそ、「内側の安定」を
社会の変化は私たちの心にも影響します。物価、経済、仕事、家族の形……少し前までは“当たり前”だったものが、今はそうでなくなってきました。
けれども、そんな時代だからこそ、私たち一人ひとりが“内側の安定”を持つことが大切だと感じます。深呼吸をする、体を伸ばす、お風呂でぼんやり自分の体を感じてみる――そんな小さな時間が、心の安心につながります。
地域の銀行が手を取り合って未来へ進むように、 私たちも、体と心を整えながら前へ進めたらいいですね。
整えることは、守ること。 そして変化にしなやかに対応できる“強さ”を育てることです。
最後に
銀行の看板が変わっても、そこで働く人や地域への想いは続いていきます。 それはきっと、体や心にも同じことが言えるのかもしれません。
外側が変わっても、内側の軸を整えていれば、人はどんな時代でも穏やかに生きていける。そんなことを、このニュースを見ながら思いました。
治療院藤森は、皆さまが自分の中の“整える力”を思い出せる場所でありたいと思っています。

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