骨盤のずれと腰痛:原因から解決方法まで

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骨盤のずれと腰痛:原因から解決策まで

治療院藤森からのアドバイス

長野県諏訪市豊田の治療院藤森です。今年もあと一週間あまりとなりました。年月の過ぎ去るのは早いものです。毎年このようなことを言っている気がします。歳をとるごとに時間の流れが早くなっていることを実感します。お正月が来ると思うとなんとなくソワソワしますが、あっという間に過ぎ去ってなんともなかったように日常が過ぎていくんだろうなあと思っています。
今回の話題は骨盤のずれと腰痛についてです。骨盤のずれは腰が痛い大きな原因の一つです。お読みくださったら嬉しいです。

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はじめに

腰痛は非常に多くの人々が経験する一般的な不調の一つですが、その原因の一つとして「骨盤のずれ」があります。この記事では、骨盤のずれが腰痛にどのように影響を及ぼし、それをどのように改善できるのかを詳しく探ります。

骨盤のずれとは

骨盤は、体の土台です。家で言うと基礎のようなものです。骨盤の上に背骨が乗っており、股関節で下肢と繋がっています。このように、骨盤は体の重要な骨と直接つながっているため大切です。骨盤のずれは、骨盤にある「仙腸関節」が、正常な位置からズレることを指し、これが腰痛の原因となることがあります。骨盤のずれは、バランスが取れていない姿勢(いわゆる姿勢が悪いこと)、運動不足、怪我、長時間のデスクワークなどによって引き起こされることが多いです。

骨盤のずれが腰痛を引き起こすメカニズム

骨盤にある仙腸関節がずれると、それまで左右同じ高さだった骨盤のどちらか片方がずり上がります。ずり上がったことで左右のバランスを失い、脊椎に異常な圧力がかかってしまうようになります。それに伴って腰や背中の筋肉や靭帯に負担が増加します。これが腰痛の直接的な原因となります。また、骨盤のずれは、体のバランスを崩し、他の部位(例えば首や肩、上肢、股関節、下肢など)にも痛みや不調を引き起こす可能性があります。

骨盤のずれを特定する方法

骨盤のずれは、専門家による診断が必要ですが、自分で簡単なチェックをすることも可能です。例えば、鏡の前で立ち、両肩や両腰の高さが均等かどうかを自分で確認することができます。また、片方の足に重心が偏っていると自分で感じる場合も、骨盤がずれていることがあります。

骨盤のずれと腰痛の治療法

骨盤のずれによる腰痛の治療には、手技療法、ストレッチ、筋力トレーニング、電気刺激療法、適度なエクササイズなどが有効です。これらの治療法は、骨盤の位置を正常に戻し、筋肉のバランスを改善することを目的としています。

治療院藤森にて骨盤調整の手技をする前の患者様の左右の足の長さです。右側の骨盤がずり上がって短くなっています。

↑上の写真は、治療院藤森にて骨盤調整の手技をする前の写真です。右の骨盤がずり上がって、右足が短くなっています。患者様のご協力により、撮影させていただきました。ありがとうございます。

治療院藤森にて骨盤調整手技後の写真です。左右の足の長さが揃っています。

骨盤調整の手技後の写真です。左右の足の長さが揃っています。

日常生活での予防策

骨盤のずれと腰痛を予防するためには、日常生活での姿勢に注意を払うことが重要です。例えば、長時間座る際には、自然な姿勢を保ち、定期的に立ち上がって伸びをすることが効果的です。また、足を組むことや肘枕をすること、床に座るときに横すわりをすることは骨盤のバランスを崩す可能性があるので注意が必要です。そして、栄養バランスの良い食事を摂ることや適度な運動(散歩やウォーキング)も、骨盤の健康を保つのに役立ちます。

エクササイズとストレッチ

骨盤のずれを改善し、腰痛を軽減するためには、特定のエクササイズとストレッチが有効です。骨盤底筋エクササイズ、腹筋と背筋の強化、ヨガやラジオ体操などが、骨盤の安定性を高め、腰痛を軽減するのに役立ちます。当院では、ゴムチューブを巻いて腰回しの体操をしたり、床に仰向けに寝て膝を立てて左右に倒す体操をおすすめしています。

まとめ

骨盤のずれは、腰痛の一般的な原因の一つですが、適切な治療と日常生活での予防策によって改善することが可能です。この記事が、骨盤のずれと腰痛の関係についての理解を深め、実際の生活での対策に役立つ情報を提供できることを祈っています。

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